膝関節痛の原因とは?階段を降りると痛い・正座ができない理由と改善方法を解説
- 山田涼太
- 2 日前
- 読了時間: 5分

「階段を降りるときだけ膝が痛い」「正座ができない」
こういった声を聞くことがあります。
病院でレントゲンを撮っても「軟骨がすり減っていますね」「年齢的なものです」と言われるだけで、具体的に何をすればいいのかわからないまま過ごしている方も少なくありません。
階段の上りは平気なのに、降りだけ痛いのはなぜか
階段を降りる動作は、上る動作よりも膝にかかる負担が数倍大きくなります。上る時は地面を蹴る力が中心ですが、降りる時は、体重と重力の衝撃を膝一本で受け止めながらブレーキをかけるような動きになるためです。
このとき主に働いているのが、太もも前面の筋肉(大腿四頭筋)です。この筋肉が衝撃をうまく吸収できていないと、膝のお皿(膝蓋骨)が骨に強く押し付けられ、内側や下部に痛みが出やすくなります。
「上りは平気なのに、降りだけ痛い」という方の多くは、この大腿四頭筋の衝撃吸収力の低下が背景にあります。
正座ができなくなる理由
正座は、膝関節を深く曲げる動作の中でも特に可動域を必要とする姿勢です。太もも裏側の筋肉(ハムストリングス)やふくらはぎの柔軟性、膝関節そのものの可動域が十分でないと、深く曲げた際に引っかかりや痛みが生じます。
さらに、O脚傾向がある方は膝の内側(内側半月板やその周辺組織)に体重の負担が集中しやすく、深く曲げる正座の姿勢でその負担が顕著に出やすくなります。
「軟骨がすり減っている」と言われた方へ
病院でのレントゲン診断と、実際の痛みの原因が必ずしも一致しないケースは珍しくありません。軟骨の状態は年齢とともに変化していくものですが、痛みの強さや頻度は、膝を支える筋肉のバランスや姿勢の影響を大きく受けます。
つまり、レントゲン上の変化がそのまま「痛みの原因」とは限らず、周囲の筋肉や体の使い方を整えることで、症状が軽減するケースは多くあります。
膝だけの問題ではない可能性
股関節や足首の動きが硬くなると、そのしわ寄せが膝に集中しやすくなります。特に股関節が硬いと、歩行時や階段昇降時に膝が過剰に内側や外側にねじれる動きが生じ、膝関節への負担が増加します。
膝だけを揉んでも改善しにくいのは、根本の原因が膝の外にあるケースが多いためです。
実際にあったご相談から
以前、「病院で人工関節を勧められたが、できれば避けたい」というご相談をいただいたことがあります。詳しくお話を伺うと、階段を降りる時と正座の時に特に痛みが強く、日常生活でも杖を使うことがあるとのことでした。
検査をしてみると、膝そのものよりも股関節まわりの筋肉が硬くなっており、歩行時に膝へ負担が集中しやすい状態になっていました。膝だけでなく股関節・姿勢まで含めて施術を重ねていく中で、階段の上り下りが徐々に楽になっていったケースがあります。
すべての方に同じ経過をたどるわけではありませんが、「膝だけを見ない」ことが改善のきっかけになることは珍しくありません。
当院での考え方とアプローチ
当院では、膝関節痛の施術において膝そのものだけでなく、股関節・足首の動き、姿勢、筋肉のバランスまで含めて評価しています。
「なぜ膝に負担が集中しているのか」を確認したうえで、ほぐすだけでなく、弱くなった筋肉を鍛えるアプローチも取り入れることで、再発しにくい状態を目指します。
→ 詳しくはこちらの膝関節痛のページをご覧ください
まとめ
膝関節痛の背景には、膝そのものだけでなく、股関節や足首の動き、筋肉バランス、姿勢が関係していることが多くあります。
膝だけをほぐす対処では一時的な改善にとどまりやすいため、全身のバランスまで含めて確認することが根本改善への近道です。
「階段の上り下りがつらい」「正座ができない」と感じている方は、一度膝以外の部分も含めて体の状態を確認してみることをおすすめします。
→正座ができない原因について、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
今回の内容のように、膝関節痛は単純な軟骨のすり減りや加齢によるものではなく、
筋肉のバランス、
股関節や足首の動き、
姿勢や身体の使い方、
日常生活での負担の積み重ね
など、
複数の要因が関係していることが多くあります。
そのため、
「とりあえず湿布を貼る」
「サポーターで様子を見る」
「痛みを我慢しながら歩き続ける」
といった対処では、根本的な改善につながらないケースも少なくありません。
実際に、
「階段の上り下りがずっとつらい」
「正座ができない状態が続いている」
「病院では様子見と言われたが不安」
という方の多くが、
“本当の原因”に対するアプローチができていない状態です。
もし、
・自分の膝の痛みの原因がよくわからない
・湿布やサポーターを試したけど改善しない
・階段の上り下りが不安
・正座ができない
・このまま歩けなくなるのではないかと不安
このように感じている場合は、一度しっかりと体の状態を確認することが大切です。
当院では、痛みのある膝だけを見るのではなく、
股関節や足首の動き、筋肉のバランス、身体全体の使い方まで含めて評価し、
「なぜ膝に負担がかかっているのか」
を明確にしていきます。
無理に通院をすすめることはありませんので、
「まずは自分の状態を知りたい」
という方も安心してご相談ください。



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